海外旅行に持っていかない方がいいもの|最低限で身軽に旅する

旅行の持ち物記事は「持っていくもの」ばかりを扱いますが、帰国後に振り返ると「これは要らなかった」と感じるものが必ず出てきます。荷物が重いと移動が疲れ、宿での出し入れも面倒になり、追加料金の心配まで増えます。この記事では、実際に使われないことが多いものを挙げ、現地調達でよいもの、逆に日本から持つべきものを線引きします。

判断の基準はひとつだけ
「現地で買えるか」ではなく「現地で買えないと困るか」で判断してください。買えるけれど探すのが大変なもの、品質が違うもの、体に合わないものは日本から持っていく価値があります。

持っていかない方がいいもの

1. 予備の衣類(3日分を超える分)

最も削れるのが衣類です。多くの人は日数分の服を持っていきますが、洗濯を前提にすれば3日分で足ります。ホテルの洗面台で下着とシャツを洗い、夜のうちに干せば翌朝には乾きます。速乾素材ならなおさらです。

1週間の旅行で衣類を7日分から3日分に減らすと、荷物の体積はおおよそ3割減ります。洗濯の具体的な方法は旅行中の洗濯術で解説しています。

2. 大判のガイドブック

重いうえに、実際にはスマートフォンで検索するほうが早いというのが正直なところです。どうしても紙で見たい場合は、必要なページだけ切り取るか撮影して持っていけば十分です。オフライン地図を事前にダウンロードしておけば、通信がなくても移動できます。

3. 靴の予備(2足目以降)

靴はかさばる荷物の代表です。歩き慣れたスニーカー1足と、宿で使う軽いサンダルの2点で多くの旅程は成立します。フォーマルな場に出る予定がないのに革靴を入れる、履くか分からないブーツを入れる、といった判断は荷物を一気に重くします。

4. 現地で買える日用品の大量ストック

  • ティッシュ・ウェットティッシュの大量パック
  • シャンプー・ボディソープのフルサイズ
  • 洗剤・柔軟剤
  • スリッパ(宿にあることが多い)
  • 大量のビニール袋

これらはほぼどの国でも購入できます。到着日に必要な最小限だけを持ち、あとは現地のスーパーで買うほうが軽く、旅の楽しみにもなります。

5. 使う予定が決まっていない電子機器

「あると便利かもしれない」で入れたタブレット、カメラ、ゲーム機は、多くの場合そのまま持ち帰ることになります。充電器とケーブルもセットで増えるため、機器1つで想像以上に荷物が膨らみます。判断の目安は海外旅行のガジェット完全ガイドを参考にしてください。

6. 高価なアクセサリー・ブランド品

使わないだけでなく、盗難リスクを持ち歩くことになります。旅行中は身につけるものを最小限にし、貴重品は宿のセーフティボックスに預けるのが基本です。

7. 現金の持ちすぎ

多額の現金は紛失・盗難時の損失が大きく、保険でも補償されないことが一般的です。カードを2枚に分けて持ち、現金は当座の分だけにしておくと安全です。

逆に、日本から持っていくべきもの

「現地で買えばいい」が通用しないものもあります。

持っていくべきもの 理由
常用薬 同じ成分の薬が現地にあるとは限らず、処方が必要な場合もある
使い慣れた胃腸薬・鎮痛剤 体調を崩したときに、成分が分かるものを飲めるのは大きい
コンタクトレンズ・眼鏡の予備 度数の確認や購入に時間がかかる
生理用品 形状や吸収量の規格が国によって異なる
変換プラグ 現地の空港や街で買えるが、割高で品質が不安定
日焼け止め 肌に合わないものを買うと使えず無駄になる

現地調達が難しいものを優先した詳しいリストは海外旅行で絶対に忘れてはいけないもの10選にまとめています。

手ぶらに近い装備で旅する方法

機内持ち込みサイズのバッグ1つで海外に行くことは、特別なことではありません。次の3点を守れば多くの旅程で成立します。

1. 衣類は3日分、洗濯前提

  • トップス3枚(速乾素材を優先)
  • ボトムス2本(1本は履いていく)
  • 下着・靴下3セット
  • 羽織るもの1枚(気温調整と機内の寒さ対策を兼ねる)

2. 液体物を最小限にする

機内持ち込みの液体物には、1容器100ml以下・容量1リットル以下の透明な再封可能袋に1人1袋という制限があります。この袋に収まる量に抑えれば、預け入れ荷物そのものが不要になります。固形シャンプーや紙石鹸を使えば液体扱いを避けられます。詳しくは機内持ち込み液体制限の完全ガイドを参照してください。

3. 書類とチケットを電子化する

予約確認書、地図、ガイド情報はすべてスマートフォンに集約します。ただし電池切れに備えて、航空券の控えとパスポートのコピーだけは紙でも持ってください。

身軽にすると何が変わるか
預け入れ荷物がなければ、空港での預け入れと受け取りの待ち時間がなくなります。到着後すぐに移動でき、荷物の紛失リスクもありません。階段の多い駅や石畳の道でも移動が苦になりません。

荷物を減らすときにやりがちな失敗

減らしすぎて現地で買い直す

結果的に出費が増え、荷物も増えます。特に上着は「現地は暖かいはず」と置いていって、朝晩の冷え込みで買うことになりがちです。気温は平均値ではなく、最低気温を確認してください。

圧縮しすぎて服がしわだらけになる

圧縮袋は体積を減らしますが、しわは避けられません。しわになると困る服は畳んで平置きし、圧縮するのは下着や靴下など影響の小さいものに限定してください。

お土産のスペースを考えていない

行きは完璧に収まっていても、帰りに入りません。折りたたみのサブバッグを1つ入れておくか、行きの荷物を容量の8割に抑えておくと安心です。

具体的な減らし方の手順は荷物を半分にする10のコツで解説しています。

よくある質問

1週間の海外旅行なら何リットルのバッグが必要ですか

洗濯を前提にすれば、機内持ち込みサイズの35〜40リットル程度で足ります。お土産を多く買う予定がある場合は、折りたたみバッグを追加するほうがスーツケースを大型化するより身軽です。

荷物が少ないと入国審査で怪しまれませんか

荷物の量だけで問題になることはほとんどありません。滞在目的、滞在先、滞在日数を明確に答えられれば問題ありません。復路の航空券の控えがあるとより確実です。

子連れでも荷物は減らせますか

大人ほど大幅には減らせませんが、おむつや粉ミルクなど現地で買えるものを見極めれば軽くできます。年齢別の必要量は子連れ旅行の持ち物ガイドにまとめています。

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